ビジネススクールを卒業して肩の荷が下りているワンダーです。
お小遣い稼ぎや家計の足しやスキルアップのために副業をしていらっしゃる方は多いのではないのでしょうか?
副業やフリーランスなどの在宅ワーク初心者には、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトがおすすめです。
クラウドソーシングサイトとは、パソコン1台でできる仕事を豊富に取り扱っており、仕事の発注・受注から納品までの取り引きと支払いもサイト上で完結するサービスです。
時間と場所に縛られずに自由に稼ぐにはもってこいのクラウドソーシングサイトなのですが、悪質な詐欺案件が多発しています。
今回は、クラウドソーシングに発生している詐欺案件を避けるために特徴を解説していきます。
クラウドソーシングサイトに詐欺案件が多すぎる件
私の副業はブログをメインにしています。
なぜなら、クラウドソーシングサイトにはあまりにも詐欺案件もしくは詐欺まがいの案件があまりにも横行しすぎているからです。
副業スクールで約2か月間、本業の会社の仕事が忙しい中で案件獲得の実践をしていたのですが正直厳しく、詐欺っぽい案件にもよく当たってました。
主なクラウドソーシングの詐欺内容
クラウドソーシングサイトでよく起こっている詐欺案件によるトラブルを紹介します。
高額の情報商材やスクールの勧誘
高額の情報商材やスクールの勧誘をしてくることがあります。
「スキルやノウハウを学べて身に付きますよ」と謳って参加を求められたり教材を購入させられたりしそうになったら要注意です。
クラウドソーシングサイトでは、依頼と称した情報商材の販売やスクールへの勧誘を禁止しています。
マルチ商法・ネットワークビジネスへの勧誘
マルチ商法やネットワークビジネスの勧誘をされる案件も存在します。
利用規約違反の依頼であるため、トラブルに発展する可能性が高いので、受注してはいけません。
アンケート回答から始まり、LINE等の外部サイトの登録やセミナーの招待が実はマルチの勧誘だったというケースがあります。
クラウドソーシングサービスでは、マルチ商法とネットワークビジネス等の勧誘は、どのような形態でも一切禁止です。
外部のセミナーや説明会への参加を勧められても参加はしないようにしましょう。
音信不通になる
仕事が進んでいる途中や納品物の未承認と報酬金の未払いのままクライアントが音信不通になるトラブルも少なくありません。
病気や事故で連絡が取れなくなるケースと、都合が悪くなると連絡を断つケースがあります。
前者は仕方がないことですが、後者は納得がいかないですよね。
万が一、クライアントとの連絡が取れなくなった場合は「連絡催促申請」をすることでクラウドソーシングサイトの運営側からクライアントへの連絡の催促をしてもらうことができます。
ただし、連絡催促申請をしても必ず連絡がもらえるわけではないので、注意してください。
募集内容と異なる仕事内容
契約後に仕事内容が変わる案件は要注意です。
募集要項に「執筆のみ」と記載されていたのに契約後に構成の作成や画像選定等も任されるといった、契約後に別の作業を追加されるケースがあります。
まともなクライアントなら、発注前に相談したりしてくれますが、詐欺案件だと、断ると報酬を減額する等の理不尽な態度を取られてしまうことがあります。
また、ライティングの募集なのに動画編集の仕事を進めるケースもあります。
「当案件は募集人数に達しているので、こちらの案件はいかがでしょうか」と別の案件を勧めるメッセージが来たら警戒してください。
ワーカー側がお金を支払わされる
商品の購入や注文をさせられたり有料会員サイトを登録させられたりするなどの、ワーカーがお金を支払わされる案件も詐欺案件に入ります。
「代金は後で払うので、商品を購入してください」や「指定するサイトに登録してください」というメッセージが来たら要注意です。
そもそも、クラウドソーシングではワーカーに商品やサービスを購入させる行為は規約違反です。
報酬や料金を支払わない詐欺案件の可能性が高いので、契約は辞退してください。
テストライティング詐欺
テストライティングが無料または低単価の案件にも注意です。
テストライティングだけをさせて、本採用をせずにライターを安く買いたたいて得た記事を無断でサイトに載せることを繰り返している可能性があります。
数百円で数千文字は疑ってみてもよいでしょう。
犯罪に加担させられる
今後の人生に悪影響を及ぼすので、引き受けてはいけません。
クラウドソーシングサイトの詐欺案件には、著作権法違反や他人の個人情報を使う等の犯罪に加担させられる極めて危険な案件(いわゆる闇バイト)が紛れ込んでいることもあります。
また、クライアントが自分の名義だと偽って第三者から不正に入手したクレジットカードを、ワーカーが他サイトで不正利用させられる犯罪案件も報告されています。
詐欺案件の特徴
詐欺案件の特徴を解説します。
目安として参考にするといいでしょう。
単価が低すぎる
初心者や実績がない人は低単価案件に応募したくなりますが、文字単価0.5未満の案件は応募しないでください。
単価があまりにも低すぎる案件は、ワーカーを搾取する案件の可能性が高いです。
執筆する文字数が多くて単価が低い案件は作業内容が見合っていないため、続けているとしんどくなります。
簡単作業で高額報酬
逆に単価が高すぎる案件にも注意です。
初心者向けの簡単作業なのに報酬が高い案件も要注意です。
「スマホ入力のみで月10万円」や「簡単作業で月20万円稼げます」等のフレーズがあったら応募はしないでください。
多額の収入を得るのに楽な方法は存在せず、最終的には自分で努力するしか稼ぐ方法はありません。
初心者に優しいフレーズが複数ある
「初心者向け」や「未経験歓迎」「簡単に稼げる」等の初心者に優しいフレーズが複数あったりハードルが低いのに高額な報酬を掲示している案件には要注意です。
詐欺案件は、初心者や登録したばかりの人が狙われやすく被害に遭いやすいです。
初心者は多数の仕事に応募しても実績やワーカーの評価、ありがとうの数等がないと契約されにくいため、契約に至ることは少なくなります。
クライアントの立場からしてみれば、そのようなワーカーが期待しているような仕事をしてくれるかわかりませんからね。
このため、「初心者向け」や「未経験歓迎」のワードが入った案件に応募せざるを得ない状況になります。
初心者や登録したばかりの人は、ほぼ確実に悪質なクライアントに狙われていることを頭に入れておいてください。
個人情報や案件と無関係の質問をしてくる
個人情報を悪用される可能性があるので要注意です。
しかし、クライアントによっては契約前に秘密保持契約のために氏名と住所を提出する必要があるケースもあります。
秘密保持契約を結べば、万が一個人情報の悪用などのトラブルがあっても合法に法的手段をとることが可能です。
ただし、何の確認もなしで個人情報を提供してしまうと、その個人情報を悪用されるリスクがあるので注意しましょう。
運転免許証などの身分証明書の掲示を求められても掲示をしてはいけません。
振り込み用の不正口座の作成などの犯罪に使われる可能性があります。
また、募集内容やメッセージで下記のような形式のフォーマット提出を求められている場合も、案件を受注するのにこちらの個人情報は関係ないので警戒した方がいいでしょう。
1.年齢
2.現在の職業の職業・雇用形態
3.家庭環境(既婚や子持ち等)
4.スクールの受講歴
5.居住形態や家族構成
契約前に個人情報を提供したり必要最低限以外の情報を共有したりしないでください。
外部ツールに案内してくる
外部ツールに案内してくるクライアントが全て悪いわけではありませんが、クラウドソーシング外での連絡を求められたら様子を見てください。
特にLINEの登録を促してきたら要注意です。
クラウドワークスでは、不審行為の取り締まり強化のために外部ツールを使用する際は「サービス外連絡申請」が必要です。
ランサーズでは、契約後であれば外部ツールの使用が認められます。
ただし、トラブルが起きた場合は自己責任になる可能性があります。
また、報酬の支払い方法を「手数料を節約できる」等の理由を掲示してクラウドソーシングを介さずに直接銀行振込や他の決済方法での支払いを提案してくることもありますが、応じないでください。
詐欺案件を避ける方法
クラウドソーシングでの詐欺案件を避ける方法を紹介します。
詐欺案件が多いからといって諦めないでください。
クライアントの実績・評価をチェックする
できるだけ評価や実績の高いクライアントの仕事を受けるようにしましょう。
悪いコメントが2件以上あるクライアントは過去にワーカーとのトラブルを起こしているので、案件応募を避けましょう。
評価は星4.5以上、プロジェクト完了率は80%以上が望ましいです。
案件を応募する際は、クライアントのプロフィールページにて、プロジェクトの完了率や評価の内容を隅々まで確認しましょう。
本人確認の有無
詐欺案件の募集をしているクライアントは、本人確認をしていない可能性が高いです。
なぜなら、詐欺案件が発覚した時のリスクを回避できるからです。
全ての本人確認をしていないクライアントが悪いわけではありませんが、見分ける目安として入れておくといいでしょう。
「本人確認済み」に加え、「発注ルールチェック済み」があれば信頼度が高いです。
仮払い後に作業を開始するようにする
クライアントの報酬の踏み倒し問題は、仮払いシステムを活用するのが有効です。
仮払いとは、受注者が作業を行う前に発注者が報酬を前払いするシステムです。
仮払いが済んでいれば、納品した後にクライアントとの連絡が取れなくなってしまっても報酬を回収することが可能です。
ガイドラインの確認をする
クラウドソーシングの規約や違反に該当する案件は、詐欺や搾取になる可能性が高いです。
各クラウドソーシングサイトのガイドラインを読んで、禁止されている依頼内容を確認しましょう。
クラウドワークスのガイドライン
ランサーズのガイドライン
運営へ問い合わせをする
怪しいと感じたら、運営に通報をしましょう。
通報された違反内容は、運営側が利用規約・ガイドラインの違反に当たると判断すると、利用規約に沿って適切な処理を行います。
クラウドワークスの場合は、仕事詳細画面の「この仕事を通報する」または契約詳細画面の「違反報告する」から通報してください。
ランサーズの場合は、サポート一覧画面の「迷惑行為・規約違反報告」にて「該当情報」の入力フォームに対象の案件またはユーザーのURLを入力します。
コミュニケーションを徹底する
クライアントとのトラブルを回避するためには、まめなコミュニケーションも徹底する必要があります。
納期が遅れそうであれば連絡をする、質問があれば躊躇せずに質問しましょう。
良質なコミュニケーションは、継続依頼と報酬単価のアップに繋がります。
まとめ
クラウドソーシングサイトでは、悪質なクライアントや詐欺案件が絶えません。
運営側も詐欺対策をしていますが、いたちごっこなのが現状です。
「スキルが学べる」や「高収入を得られる」等の甘くて美味しい話には裏があります。
ワーカーとクライアントは、対等な関係であることが大切です。
クラウドソーシングサイトには、怪しい案件やクライアントが一定数存在している一方で、優良案件や良心的なクライアントの方が多く存在しています。
初心者ワーカーは、タスク案件や低リスクの案件で実績を積み重ねていきましょう。
最終的には、クラウドソーシングを安全に利用するために自分の情報リテラシーを高め、自分の直感を信じましょう。
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